中古一戸建てを購入する際の注意点

中古住宅は安値で購入できますが、リフォームなどの維持費も前もって計画しておく

中古物件で築年数が２０年を超えてしまうと、建物は減価償却して建物価格はゼロに近くなることがあります。こうした物件は安価なので、「建物を購入する」というより「土地を購入する」という考えた方もできますね。ただ綺麗に住まわれてきた物件であれば、家の古さが良い雰囲気になり、 庭木などが管理されていれば、価格以外のメリットは大きいです。

ところで、中古物件は経年により、内装が汚れていたり傷んでいたりするのは当然のこと。その一方で柱など構造部分さえしっかりしていれば、あとは見える部分をリフォームすることで、新築に近いものに戻すこともできます。その場合、構造など表面から見えない部分については素人判断は禁物なので、経験のあるプロの判断を受けることが大切です。  

築年数と見た目の印象だけで判断しないこと

中古一戸建てであっても、築年数が新しいものを好む人は多いです。でも、建物の築年数と建物の状態は必ずしも一致しないことがあります。例えば、築10年の建物で今後10年はしっかり住める物件と、築20年の建物で今後20年はしっかり住める物件とであれば、断然後者が優れています。 構造的に見ても、築20年の物件のほうが資産価値が高く、大きなリフォームを行う必要性がありません。