こんにちは、辰川です。
「マンションは管理を買え」という言葉があります。
例えば、清掃が行き届いていなかったり、外壁が剥がれたままになっていれば、
そのマンションの管理状況には、問題アリと考えられます。
ですから中古マンションを選ぶ場合、管理のいいマンションを見極めるのがポイントといえます。
ところで、ふつう分譲マンションといえば、「管理会社」の存在があります。
一方で、多くの人がマンションを購入後に、管理に無関心でいられるのは、
こうした管理会社の存在があるからかもしれませんね。
では、管理会社が主体となって、マンションを管理しているのでしょうか?
実をいえば、マンション管理に関する決定権は、すべて管理組合にあるので、
管理会社はあくまで管理業務の委託先にすぎません。
さて、管理組合とは、分譲マンションを所有者(区分所有者)によって構成されています。
ですから、マンションを購入すると、廊下やエレベーターなどの共用部分(専有部分以外の全て)を、
他の区分所有者と共同で維持管理する義務が生じます。
しかし、マンション管理には、それなりの知識や技術も必要なので、
ノウハウのない管理組合は、実際の管理業務を管理会社に委託しているにすぎないのです。
また、区分所有者のなかには自らはマンションに住まず、専有部分を賃貸するケースもあります。
その場合でも、共用部分の維持管理をする義務に変わりはありません。
このように管理組合は、一戸建てとは違って、区分所有者全員で運営されており、
マンションで快適に暮らすための合理的な仕組みといえるのです。
それではまた。