こんにちは、辰川です。
ここまでは、マンションの平置き式と自走式の駐車場についての話でした。
たしかに駐車場としての平置き式、自走式は、たしかに使い良い駐車場といえますね。
しかし、大阪や奈良など多くのマンションで採用されている駐車場は、「機械式」になります。
ところで、機械式は、最大限の駐車スペースを確保するために取られる方法といえるもので、
パレットを上下左右に移動させることで、狭い敷地にたくさんの車を入出庫させるができます。
ふつうは、二段式や三段式、四段式のものがよく見受けられますが、
高層マンションには別棟の建物の中を、車がグルグル回って入出庫させるタイプもあります。
ところで、機械式の駐車場の欠点としてよく挙げられるのが、出入庫に時間がかかるとか、
いちいち車から降りて操作しなければならないなどの煩わしさがあります。
では、平置きや自走式にくらべると、機械式は圧倒的に不利なのでしょうか。
そんなことはありません。
意外なことですが、人によっては機械式のほうが有利な人も結構います。
なぜなら、週に1、2度程度しか車を使用しない人は、機械式で十分だからです。
機械式は、平置き式にくらべ使用料もはるかに安いですし、
そんな人であれば、1?2分の待ち時間も大したことではないはず。
それに最近、大阪や奈良でも、一戸建てだけでなく、マンションに敷地内でも、
車上荒らしや盗難の被害が頻繁に起こっています。
マンションの場合、決まって被害に遭うのは、平置き式の駐車場です。
その点、機械式は出入庫の時以外は、ゲートなどで仕切られており、
大切な車が被害を受けることはまず起こりません。
これに対して、機械式は大抵は屋外にあるので、雨風にも吹きさらしで、
車には過酷な環境ではないかという意見もあります。
しかし機械式は、屋外の最上階部分以外は雨に濡れませんし、
夏場の厳しい日差しの影響も受けにくいのです。
むしろ、どんなに暑い日でも車の中は比較的涼しかったりします。
従って、その人の駐車場の使い方にもよりますが、高い料金の平置き式より、
機械式で十分という人は結構多いはずなのです。
それではまた。