こんにちは、辰川です。
今回は、和室ほど応用の利く部屋はない、という話です。
昔から日本人は質素だったので、暮らしにもそれが表れていました。
例えば、家の中でたくさん部屋をつくるというような、
無駄なことをしませんでした。
つまり、1つの部屋をいろいろな用途に使い分けることで、
たくさんの部屋を持たなくてすんだのです。
それを可能にしたのが、和室の存在でした。
なぜなら和室は、いろいろな用途に使い分けの効く空間だからです。
例えば、たくさんの来客があったときなど、ふつうなら人数分の椅子は用意できません。
しかし和室があれば、押入れから座布団を取り出せば、なんとか事足ります。
また和室は、昼間は子供の遊びの空間にもなってくれますよね。
晩には布団を敷けば、寝室に早変わり。
布団を押入れにしまえば、テレビのある憩いの場になります。
では、どうして和室はいろいろと使い分けができるか?
それは、和室はふだんは家具を置かないことが基本にあるからです。
布団なら押入れにしまい込めますが、
テーブルや椅子、ベッドをいちいち片付けることはありません。
つまり、洋室であれば、部屋が1つの用途に限られてしまうのですね。
いかがでしたか?
このように、和室はいろいろと使い分けのできるスペースです。
今後のあなたの家選びの参考にしてくださいね。
次回は、和室のデメリットにも触れてみます。
それではまた。