こんにちは、辰川です。
今回は、住宅ローンの流れについてです。
ふつう、住宅ローンの手続きは、購入予定の物件が決まらないのに
行うことは、あまり効率的とはいえません。
やはり、物件選びから契約、決済(残代金の支払い)へと進む中で、
並行しながら進めていってください。
・まずは事前審査から
仲介業者を通じて、マンションなり一戸建てなりを現地見学し、
購入物件が決まると、金融機関に
住宅ローンの「事前審査」を申し込みます。
今の不動産取引では、事前審査の承認が下りないと、
売買契約まで進むことができません。
でないと、契約後に融資不可となった場合、売主から手付金を
返してももらわないといけないからです。
よって、契約前の事前審査は必要なのですね。
なお、この審査に必要な書類としては、
物件のチラシ、直近の源泉徴収表、健康保険証と運転免許証の写し
が必要になります。
・売買後は、本審査を申し込む
事前審査をクリアすると、晴れて売主・買主間で
売買契約を取り交わします。
本審査は、購入する物件の売買契約書・重要事項説明書の写しが
必要ですから、契約後でないと行うことはできません。
そのほか、物件の謄本、印鑑証明書や住民票、所得証明書など
添付書類も増えます。
この本審査を以って、銀行から融資承認を受けることになりますが、
契約書の融資承認期日までの間に合わせることが大切です。
・ローン契約(金銭消費貸借契約)を取り交わす
本審査に通ったら、正式なローン契約を金融機関と結びます。
これは、最後の決済日(残代金の支払い)の一週間前には、
済ませておきたい手続きです。
ローン契約では、融資額、金利の種類、返済期間、返済日などを
取決めますが、同時に、融資を受ける金額分の抵当権設定の
契約も行います。
この手続きが終われば、あとは決済を待つだけです。
・融資の実行
決済は、銀行の支店で行われ、融資金は一旦買主の通帳に入ってから、
売主に残代金が支払われます。
それと同時に、売主から買主に鍵が渡され、物件の引渡しが完了します。
いかがでしたか?
以上が住宅ローンの一連の流れですが、
仲介業者と相談しながら進めていけば、よりスムーズにいくはずです。
ぜひ参考にして下さいね。
次回は、ローン控除について。
それではまた。