こんにちは、辰川です。
マイホームは人生で最大の買い物といわれます。
それだけに、気に入った物件を探すにも、
不動産情報は大切な手掛かりとなります。
実際、大阪や奈良というエリアであっても、
欲しい物件に辿りつくのに、身近な情報源はやはり
インターネット広告、情報誌、折込チラシが中心です。
そのためには、広告に記載される情報を
理解する必要がありますが、なかには専門的な用語もあって、
何のことだか意味か分からないという場合もありますね。
そこで、今回からシリーズで、
不動産広告の見方についてお話します。
・未入居新築も1年経てば中古物件
新築物件が、不動産広告で「新築」と名乗れるのは、
建築後1年までと決まっています。
つまり新築後1年後を過ぎてしまうと、中古の扱いとなるのです。
実際には、大阪や奈良の広告でよく見られるのは、
新築の表示は消えても、
「中古」と表示されるのを見かけることはありません。
ただ「未入居物件」と記されているケースが多いからですが、
「中古」の表示では、さすがに販売しにくいからかも知れません。
ところで、未入居物件は、
売主(大体が不動産業者)も早く現金化したいのが本音。
足元を見るわけではありませんが、もし気に入ったら
交渉して少しでも安く手に入る可能性は高くなります。
一方、デメリットもあります。
それは、ふつう新築物件に付与される10年間の瑕疵担保保証が、
未入居期間が長いほど、その分、受けられなくなることです。
・現地の写真は、よその写真?
広告に載せる写真は、原則、物件そのものを写したものであると、
ふつうは考えます。
完成した新築住宅、中古住宅、土地なども、そのようになっています。
ところが、未完成の新築一戸建てだけは唯一例外となります。
建物が完成していないのだから、同じ仕様の他現場の写真であれば、
使ってもよいとされているからです。
写真だけを見て、「この建物が建っている」と鵜呑みにしないことですよ。
・周辺施設はメートル表示
小中学校やスーパーなど買い物施設、公園、公共施設までの距離は、
ただ10分とか、15分という時間表示だけではいけないとされています。
たとえば、徒歩10分なら、1,300メートルと表示しなければなりません。
これは、歩く時間が人によって個人差があるからですね。
・価格に消費税が含まれるか否か
中古マンションや土地など個人が売主となる物件には、消費税がかかりません。
その反対に、新築一戸建てのように事業主(売主)が不動産業者であれば
消費税はかかってきます。
ただその場合は、消費税込みの価格で広告表示されるはずです。
そのほか、業者が中古物件を仕入れ後、リフォームして売り出す物件も
消費税がかかってきます。
次回も引き続き、広告の見方についてです。
それではまた。