こんにちは、辰川です。
今日は、一戸建ての『外壁の診断』についてお話しします。
一戸建てであれば、新築後10年もたてば、そろそろ外壁の劣化が目立つようになります。
そこで今回は、素人がプロに頼まなくても、簡単に行える外壁診断の方法について。
庭周りを歩いたついでに、是非やってみましょう。
目でチェックできる外壁の「ひび割れ」
塗り壁に、ひび割れが見つかったら、まず深さや幅を見てください。
国交省の定めでは0.3mm以下のひびを”ヘアークラック”と呼び、
一方で0.3mmを超える大きなひびは”構造クラック”と呼んでいます。
後者の0.3mmを超えるひびは、構造材に影響を与えることもあるので
早めに補修したいところです。
また小さなひび割れの場合は、次回チェックの際にどれだけ変化があったかを調べておきます。
「壁の塗料」は、手のひらでチェックできる
このときに、『チョーキング現象』がないかを調べます。
外壁を手のひらで触ってみると、白い粉がついてくることがあります。
これが「チョウーキング現象」です。
この白い粉は塗装が劣化していることの証拠。
主に紫外線が原因で、塗料が分離し粉化しているのです。
そのまま放置していると、雨風に対して外壁を保護できないため、
手のひらに白い塗料が付いたら、そろそろ塗り替えが必要ということです。
目地の「コーキング劣化」
サイディングの外壁では、
パネルとパネルの合わせ目に、目地が必ずあります。
目地とは、継ぎ目のこと。
この目地部分にある、柔らかいゴムのようなものが
「コーキング」です。
このコーキングも、年月とともに硬化して割れが生じます。
本来コーキングは柔らかいことが大切であり、地震や台風で揺れたとき、
コーキングが柔らかければ、揺れに追従してくれます。
しかしコーキングが硬化すると揺れに追従できないため、
コーキングに亀裂がはいり、そこから雨水が浸入しやすくなります。
いかがでしたか?
外壁の不具合は自分でも診断できます。
中古の一戸建てを購入する際や、入居後に不具合を見つけたら、
早めに施工業者に対応してもらってくださいね。
それではまた。
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