こんにちは、辰川です。
買主として、無事に売買契約を済ませれば、
あとは住宅ローンの本審査の申し込みへと進むことになります。
この時点では、事前審査(仮審査)は終えてはいますが、
契約書面上の「融資承認の期限」がありますから、
それまでに金融機関から正式な融資承認をもらっておく
必要があります。
事前審査と異なり、本審査の場合は、
契約書や重要事項説明書の写しの提出が求められます。
また、金融機関と保証会社の両方で審査が行われるので、
1?2週間程度かかることが多いようです。
ところで、ネット銀行の場合は、事前審査は比較的簡単なのですが、
本審査の段階で否認されるケースが多いので注意が必要。
また、店頭をもつ金融機関に比べて、ネット銀行は審査期間は長く、
「融資の承認期限」に間に合うのかどうかも要チェックです。
これとは反対に、 一般に店舗型の金融機関の場合、
事前審査さえクリアしていれば、余程のことがない限り、
本審査で融資が否認されることはないようです。
つぎに、本審査において、否認につながりやすい項目を
いくつか挙げてみましょう。
1. クレジットカード
特にキャッシング機能の付いたクレジットカードを複数所有している場合は要注意。
2.携帯電話の分割払い
携帯電話の分割払いが返済負担率に加味される場合があります。
3.自動車ローンや電化製品、家具などがローン返済中である
上記の事柄は融資の否決につながり易い項目なので、1つでも該当する場合は、
金融機関に融資を申し込む際、担当者に事前に相談しておくことが必要です。
そうすることで、返済比率からみて当確上ギリギリであっても、
条件付きで融資承認を下ろしてもらえることもあるからです。
無事、本審査が融資承認されると、あとは融資が実行されるまで、
審査を受けたときと条件を変えないことが大切。
退職や転職したり、新たなローンを組んだり、カードの支払いを遅延されると、
再び、本審査のやり直しとなるので、特に注意してくださいね。
さて、最後の融資実行までに、あともう一つだけ手続きが待っています。
それが、金融機関とのローン契約(金銭消費貸借契約)というものです。
次回は、ローン契約について。
それではまた。