こんにちは、辰川です。
住宅の構造は、2000年に改正された『建築基準法』に拠ることが
義務付けられています。
つまり、新築住宅の着工前に地盤調査を通じて
地盤の長期許容応力を調べることになっています。
そのきっかけとなった大事件が、大正時代に起こった関東大震災です。
このとき、全壊が約10万9千棟、半壊が約10万2千棟もありました。
これを教訓として、すぐに日本に「復興局」が創設されて
初めて組織的に地盤調査が行われます。
そのときの調査方法が、ロッド、スクリュー、錘(おもり)を使って、
土の締まり具合を判定する 「サウンディング試験」です。
この方法は、現在の地盤調査方法にも通じています。
さて、今では、家を新築する前に、必ず地盤調査をしなければいけません。
ただそのためには、調査代費用に数万円がかかり、
さらに地盤改良をすると、50万円~100百万円位は必要となります。
そのため、最初の頃は調査を嫌がる建て主も多かったとか。
とはいえ、その後、日本は大きな地震がいくつも発生し、
こうした映像を見る機会が増えたこともあり、
地盤調査の重要性も認識されるようになってきます。
そして今では、地盤の質を調べ、それに合わせた住宅をつくることが、
当たり前のように出来るようになりました。
このように考えたら、私たちは良い時代に家を新築できるようになっており
幸せといえるでしょう。
それではまた。
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