こんにちは、辰川です。
昨年12月、当社の仲介で、奈良市内の新築一戸建てをご契約されたK様。
昨日、銀行で残金決済と鍵の引渡しが完了いたしました。
これまで、内覧、ローン申し込み、決済のたびに兵庫から奈良まで
車で来られていましたが、お疲れ様でした。
K様、おめでとうございます。
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【ここで、ワンポイントレッスン!】
”瑕疵担保責任って何?”
新築一戸建てを購入した場合、引渡し後に、
もし建物が傾いたり、雨漏りがしたら困りますよね。
そんなときのために、新築住宅の売主には、アフターサービスとは別に、
法律で定められた保証責任があります。
これを「瑕疵(かし)担保責任」といいます。
新築一戸建ての場合、この瑕疵担保責任が、
完成引渡しから10年間の保証が義務となります。
つまり、建物に瑕疵(=欠陥)が見つかれば、10年間は売主に
修補を求めることができるというものです。
但し、適用の対象は、次の2点に限られています。
それは、「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」。
その保証も、2009年からは「瑕疵(かし)保険」という制度に変わりました。
つまり、良い方向に改善されたのです。
というのも、従来であれば、引き渡しから10年間に、
事業者(売主)が倒産してしまうとせっかくの保証も空手形となります。
そんなことを防ぐために、この保険制度のもとでは、
買主は、保険会社から補修にかかる費用を受け取れるようになったからです。
これだったら安心ですよね。
ただし、売買契約書の際には、念のため、そうした特約が記載されているかどうかを、
忘れずに確認してくださいね。
それではまた。