こんにちは、辰川です。
利便性のよい駅近の物件は、誰もが憧れますよね。
でも、駅前って、本当に暮らしやすいのでしょうか?
ふつう、駅近の物件を探す場合、徒歩で10分以内と捉える人は多いようです。
ただし、男性の足で徒歩10分といっても、女性や子供が歩けば12?13分かかることもあります。
ですから、常識的には15分くらいまでが駅近物件の限度と捉えておいてよいと思います。
その反対に、いわゆる郊外の物件は、最寄り駅まで徒歩20分以上はかかるエリアといってよいでしょう。
ここでは、自転車やバス、マイカーを使うことが当たり前になります。
ところで、駅近物件といっても、沿線や駅によっては、コンビニしかなく、
生鮮食品を扱うスーパーがなかったり、病院も意外と少ないことも・・
また大阪や奈良、京都でも、最近の傾向として、広大な敷地を確保しやすい郊外に、
大規模な商業施設や大病院がつくられており、マイカーさえあれば不自由を感じません。
また、最寄り駅まで自転車やバイクを利用する人や、通勤・通学に鉄道を利用しない人は、
敢えて、駅に近い物件を選ぶ必要もありません。
健康維持を考えたら、むしろ歩く時間の長い、郊外の物件のほうが好都合かもしれません。
ですから、購入物件を絞り込む際、駅近だから善しとするのではなく、
そのエリアの生活施設をよく調べることは大切です。
次回は、駅近物件と用途地域の関係について。
それではまた。