こんにちは、辰川です。
不動産を 1人の名義で登記することを
「単独名義」といいます。
これに対して、2人以上の名義で登記するのが
「共有名義」ですね。
さて今回は、後者の「共有名義」にした場合の
メリット・デメリットについてです。
今日は、デメリットのほうから話を進めましょう。
夫婦共有名義のデメリット
●共有者の承諾がなければ、売却できない
自分の持分と共有者の持分が、「9:1」だとしても関係ありません。
家の売却には、共有者の署名・捺印が必要になるからです。
2人のうち一方が「この価格では売りたくない」「住み続けたい」
と反対すると、売るに売れないということに。
●共有者が亡くなると、相続の対象となる
共有者が亡くなれば、その持分は相続の対象になります。
つまり、複数の相続人がいる場合、遺産分割の対象になるのです。
●離婚した場合、売却するしかない?
離婚すると、不動産を2つに割ることはできないため、
どちらか一方が出て行くことになります。
ただし相手の持分を買えるなら、売らなくても済みますが。
●名義をどちらか一方に変えたら、2人分のローンを返済することに
住宅を売却し、現金化して清算する方法もありますが、
スムーズに売れるとは限らないのが現実です。
共有名義のメリット
●2人とも住宅ローン控除を受けられる
住宅ローン控除とは、年末の住宅ローン残高の1%を
税控除できる制度のこと。
つまり10年間、ローン残高(毎年12月31日の時点)の1%にあたる税金が
2人分戻ってきますから、家計的には相当なメリットですね。
ところで、不動産を共有名義にすることのメリットとしては、
この税制上の恩恵くらいしかありません。
ですから、ここまで考えて共有名義にする人は、
「家をキャッシュで買えるが、税金上のメリットから、敢えて住宅ローンを使う」
といった、余裕のある人といえますね。
これとは反対に、
資金面で止む無く共有名義にする人なら、
そのデメリットをよく知っておくべきでしょうね。
いかがでしたか?
共働きが当たり前になりつつある昨今ですが、
あなたが夫婦共有名義を検討するなら、是非参考にしてくださいね。
それではまた。
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