こんにちは、辰川です。
駅近物件を、子供の環境面から考えるとどうなのでしょうか。
まず、公園が少ないことが挙げられますね。
しかも、道路の交通量を多いですから、
子供が遊ぶ環境としては安心とはいいがたい・・
一方、郊外に目を向けると、車の交通量も少なく、
大きな公園に滑り台やブランコなどの遊戯施設があったりしますよね。
では、このようになるのかというと、
大阪や奈良、京都の各市町村には、「都市計画法」という法律があるからです。
都市計画法の目的は、何かと言えば、
同じ種類の建物を同じ地域に集めるためのもの。
なぜ、それが必要なのかというと、住宅街のそばに、パチンコ店や飲食店など繁華街、
あるいは工場ができてしまうと、騒音や異臭の問題が出て、住民は困ります。
その逆もしかり、工場地帯に住宅ができると、必ず近隣住民からの苦情で操業に支障が出ます。
そこで、都市計画法により「用途地域」を設定することで、住宅が集まる住居地域、
商業施設が集まる商業地域、工場が集まる工業地域、というように区分されているのです。
従って、 駅近のような場所には「商業地域」や「近接商業地域」、「中高層専用地域」があり、
車も行き交い、人通りも多くなるのです。
一方の、郊外は住環境を保つために「住居地域」や「低層住居専用地域」になっており、
とくに後者の低層住居専用地域では、3階建ての建築や、コンビニの出店も制限されます。
このように、利便性に優れる駅近エリアは、高層マンションの建築が可能とはいえ、
その反面、パチンコ店や酒場などの繁華街があったりした場合には、
女性や子供には不快感を与えることもあります。
また、中古一戸建てを購入したら、数年後には隣にマンションが建ってしまい、
日当たりが悪くなったというのも、駅周辺のエリアではよく聞かれる話です。
いかがでしたか?
用途地域によって、今現在は問題なくても、将来的に町の雰囲気が変わることがあります。
特に駅近の不動産を探している人は、参考にしてくださいね。
それではまた。