こんにちは、辰川です。
不動産広告で時折「新築未入居物件」を見かけます。
これが、完成したての新築物件に比べて、お値段がかなり安いとなれば、
設備も新しいし、大いに気になるところですよね。
さて、新築物件の定義については、建物完成後1年未満であるとされています。
つまり完成後1年以上経った物件は、たとえ未入居といえども、
厳密には中古扱いとなってしまう。
従って、不動産仲介会社が広告する場合も、「新築」と説明してはなりません。
ただ実際の広告をみると、中古物件とは表記せず、単に「新築後未入居」として
扱っているケースが多いようです。
ところで、新築未入居の物件は本当に買い得といえるのでしょうか?
これは、売主側に「新築未入居=売れ残り」という認識があれば、 早く手放したいはずなので、
値段にそれが反映されていれば、大いに検討の余地はありそうですね。
また一方で、表向きは値段を下げられないケースもあります。
それは、当初の分譲価格で購入した方に気兼ねして、大っぴら値下げ価格を表示できないときです。
このケースでは、仲介業者など通して個別に交渉に臨めば、大幅に値下げできる可能性があります。
ところで、買い手として気になるのは、新築と同様にサービスを受けられるのかという点です。
これはもう、売主(業者)さん次第になりますから、しっかり確認すること。
また、住宅ローン控除については、建築後一度も使用されていない物件は、
新築と同じ扱いになりますから、この点では安心ですよね。
それではまた。