こんにちは、辰川です。
現地見学のチェックポイントも最終回。
今日は、中古マンションのケースです。
中古マンションでチェックするところは、中古戸建ての場合と大きく変わりません。壁や床に傾きはないかどうか、立てつけに問題がないかどうかなど、構造に関わる部分が重要となります。
ただ、一戸建てと違って、マンションには 「共用部分」がありますから、このチェックも併せて行うことです。
■専有部分だけでなく、共用部分も忘れないこと
マンションの場合、住戸内の「専有部分」と、廊下や外壁などの「共用部分」とに分かれます。
住民は「共用部分」にも所有権も持つので、補修費用の負担が生じます。ですから、共用部分のチェックも行う必要があるんです。
そのほか、階段や郵便室、駐車場などで死角になる暗がりなどの有無もチェックしたいところ。
■専有部分のチェックポイントとは
まず、完成時の図面との違いがないかを確認してください。
それから、ドアや窓サッシ、扉など動かせるものは全部動かしてみる。もし、グラグラするようなら下地不良の可能性もあり、思わぬ出費につながります。
家具の後ろや部屋の隅にカビが発生していないかどうかも確認してください。 黒ずみやカビがあれば、施工状況に問題があるかもしれません。
リフォームで床材が、カーペットからフローリングに変更しているケースでは、階下への音の問題も考えられます。
■共用部分をチェックポイント
建物の各部が、正常な経年劣化の状況なのかどうか、また、適切なメンテナンスが行なわれてきたのかを見ます。
共用部分の廊下や天井、外壁などにクラックがあるかどうか、コンクリートやタイルの欠け落ちた跡がないかどうか、補修跡が多いかどうか、異常な汚れがないかどうかを確認してください。
ところでマンションの場合、共用部分の大規模修繕を12年?15年周期で行ないます。
修繕積立金が安く設定されているケースでは、大規模修繕となったときに積立金では足りず、1住戸あたり数十万円から百数十万円の一時金を負担するケースも起こり得ます。
ですから、大規模修繕を行なう予定とか、修繕積立金は十分で一時金は必要ないのか、長期修繕計画書が作成されているか、など管理組合に確認すること。
現地見学のチェックポイントは、ご参考になったでしょうか?
見学というと、どうしても部屋の中ばかりを気にしがちです。しかし、マンションでは共用部分のチェックを忘れてはいけません。
あと10年しか住めないマンションと、30年住めるマンションとでは資産価値が大きく違ってきますね。
それではまた!
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