こんにちは、辰川です。
ふつう不動産は、購入した次の日から多少なりとも値段が下がるものです。
新築マンションなどはその典型といえますね。
さらに10年もたてば建物自体に経年変化の傷みがでてきますし、
いつの間にか、購入時は何もなかった近隣に新築物件ができたりもして、
資産としての価値は目減りしていくことになります。
ところが一方で、同じように10年経ちながら、中古物件として売りに出しても、
いっこうに価格を下げない物件もあります。
このようは物件は一体条件をどんな満たしているのでしょうか。
とても気になりますよね。
そこで今回から、値下がりしないマンションの条件についてお話しします。
今日は「立地」について。
立地といっても、人気エリア、利便性の2つが備わっていれば申し分ありません。
人気エリアで都心部に近いほど、当然、土地価格は高くなります。
大阪で云えば、例えば、肥後橋や堺筋本町周辺であたりでしょうか。
京都であれば丸太町、四条、十条あたりは大規模なマンションがないだけに、
古いマンションでも売りに出されるとすぐに決まってしまいます。
利便性について云えば、例えば、片道30分で都心部で出れるマンションと、
1時間半かかる一戸建てでは、往復2時間もの差がありますよね。
大阪都心部の不動産を購入する人は、この2時間の使い方を考えます。
つまり2時間あれば、ジムなどに通ったり、家族や友人との観劇や映画の鑑賞、
レストランでの食事など自由な楽しむことができます。
ところが片道1時間半かかる一戸建てを選ぶ人は、この2時間を通勤だけに
費やすことになります。
大阪や京都、奈良で立地に優れたマンションが相変わらず、高値を維持し続けるのは、
このように、「時間」に価値を見出す人がいるからです。
勿論、将来的に、分譲マンションが出にくいエリアであるということも、
値落ちが少ないという要因になったりします。
次回は、規模の大きさについてです
それではまた。