こんにちは、辰川です。
今回は、 リフォーム済み中古物件の注意点について。
ふつう中古住宅をリフォームするとなると、まず傷んだ壁紙や、床材をはがすことになります。
その際、古い住宅では壁の内部で柱が腐食していたり、床にシロアリが発生していることがあります。
もしリフォーム代を惜しむあまり、不具合を放ったままで内装材だけを替えるとしたら、
どうなるでしょうか。建物のためにも良いことは一つもありませんよね。
個人が自己居住のために、中古住宅を購入してリフォームする場合は、
こんな愚かなことは行わないものです。
それだけにリフォーム工事の場合、施工中に見つけた問題箇所を補修しないとダメなので、
予想外の出費になったりするのですね。
これが業者売主の物件の場合、リフォームの過程がわかりません。
しかも業者は、不動産の仕入と売買の価格を考慮し、リフォームにかける予算が決まります。
それだけに、補修に費用がかかりすぎると、不具合もそのままである可能性があります。
古い家で、表面だけをきれいに取り繕ったリフォームはそうしたリスクをはらんでいます。
もし、そんな物件を購入し、不安をもって暮らすことだけは何とかして避けたいもの。
ではどうしたらよいのか。
それには、売主に施工中の写真を見せてもらうことです。
例えば、部分的な解体まで行うリフォームの場合、解体前の写真、工事中の写真が
残されていことがあります。
写真を見れば、表から見えない箇所にどんな補修がされたのかは一目瞭然ですね。
また、施工の過程がわかる写真を見せてくれる売主は、
工事内容についても十分信頼できると考えてよいです。
現在、大阪や奈良、京都で再販される中古物件は、新築のように道路幅が狭いからといって、
セットバックして建てなければならないこともありません。
また最初からリフォームされていることで、資金面で余裕のない場合でも別にリフォーム資金
を必要としません。
それだけに、表面的な綺麗さに惑わされず、納得して購入することは大切なのです。
それではまた。