こんにちは、辰川です。
不動産を購入したら、将来の資産価値がどうなるかが気になるところですね。
立地にもよりますが、ふつうは一戸建ても、マンションも建物が古くなれば、
資産価値も相対的に下がります。
ところで、一戸建てとマンションの大きな違いを何だと思いますか?
それは、土地の所有の仕方にあります。
一戸建ては土地を100%所有できるのに対して、
マンションは土地を共有しているからです。
そのために、一戸建てはマンションと違い、建物の価値がなくなっても、
土地は残るので資産価値があるというのが定説となっていました。
ただし、これも、立地にすぐれた所にある一戸建てには当てはまりますが、
そうでなければ、購入時に比べて劇的に低下することも考えられます。
また実際に買い手が現れてこそ、土地は初めて資産価値になってくれます。
一方、マンションのほう、どうでしょうか?
マンションの住民には土地の所有権はなく、あくまで敷地利用権なので、建物と別けて処分は不可能。
従って、 建物が古くなり耐久性がなくなれば、土地の資産価値はほぼゼロになります。
仮に、老朽化や災害被害で建て替える場合でも、住民の意見がまとまらなければ、
売却もできないという事態もありえます。
その点、一戸建ては建て替えようと、土地を売却しようと所有者の勝手自由。
このことから、土地を100%専有できる一戸建てのほうが、資産価値は落ちにくいというのが定説となっています。
しかし昨今は、マンションの施工技術、建材の著しい進歩によって、
建物の寿命は飛躍的に伸びています。
その証拠に、大阪などの都心部ではタワーマンションがどんどん増えていますよね。
以前のように、マンションの資産価値が40?50年の間になくなる、
ということも考えられなくなっています。
立地によっては再開発計画で建て替えられ、
マンションの資産価値が大いに高まる可能性もあります。
このように資産価値を考えると、 一戸建てもマンションも一長一短があり、
どちらを選ぶかは、家族構成、ライフスタイル次第といえなくもないですね。
それではまた。