こんにちは、辰川です。
マンションの建物内に入るとき、最初に来訪者を迎えてくれるのがエントランスです。
エントランス=玄関といわれるだけに、ここはマンションの顔。
ですから、エントランスをみれば、ほぼマンションのグレードを窺い知ることができます。
一戸建てでもそうですが、いくら建物が立派でも、玄関までの外構部分で手を抜くと、
家自体がショボく見えるのと同じ。
この辺のことは、新築で販売するデベロッパーもツボは心得ています。
例えば、天井が吹き抜けた立派なエントランスホールを持つマンションや、
ホテルのように出入り口からエスカレーターを上がって、二階に受付を置くマンションもあり、
居住者の
所有欲を搔き立てます。
さて、エントランスとは、実際にどこからどこまでを指すのでしょうか?
ふつう歩道からマンション敷地内にはいると、建物正面に大きな出入り口が現れますが、
エントランスとは、この戸外に接する出入り口から、エレベーターまでのスペースを指します。
大規模なマンションの場合、複数の出入り口をもつことありますが、
その場合は最も大きな出入り口がエントランスになります。
ところで、エントランスには部屋番号を押してインターホンで呼び出す装置(テンキー)があります。
これが「オートロックシステム」といわれるもの。
オートロックが解除されると、ソファとテーブルが置かれた空間があります。
この空間は、例えば、部屋に招き入れるほどでもない来客者との会話や
打ち合わせなどにはとても重宝します。
ただし、このスペースも共用部分であるため、住人同士が私的に長居することは慎まねばなりませんし、
子供が遊び場として使うことも感心できるものではありませんね。
そのほか、エントランスの脇には、宅配ロッカーが置かれています。
宅配ロッカーは、家を留守にしている場合、宅配業者が専用のロッカーに荷物を入れておいてくれるので、
何時に帰宅しても受け取ることができます。
いかがでしたか?
エントランスとは、そのマンションの資産価値を垣間見ることのできる部分でもあります。
中古マンションの購入を検討されている方は是非参考にしてくださいね。
次回は、コンシェルジュなどフロントサービスについて。
それではまた。