◆まず、新築マンションと中古マンション、その価格は誰が決めるのかを考えましょう。
新築マンションの価格は、売主(ディベロッパー)が決めます。
一方、中古マンションの価格も売主が決めます。しかし、当初の売却希望価格は売主が決め、最終的には買主が決めているのが現実です。
つまり、中古マンションは、売主がいくらで売りたいか、相手がいくらで欲しいかによって最終取引が成立するといってもよいでしょう。
◆次に、新築マンション相場と中古マンション、その相場 はどう決まるのか?
新築マンション相場は売主(ディベロッパー)が一方的に決めた言わば「人為的に作られた相場」です。
中古マンション相場は買主(市場)が決めた「市場を反映した相場」といえます。
◆さて、新築マンションと中古マンション、どちらが得かなのか?
一概にどっちが得、とは言い切れません。しかし明らかなのは、「新築」より「中古」のほうが「安い」こと。
新築も一度住んだら「中古」。極端な言い方をすれば、新築で買ったマンションは住んだ瞬間に「中古」となり、近隣の中古マンション相場に日毎に近くなっていく可能性があります。言いかえると、新築マンションは近はしません。隣の中古マンション並に「値が下がる」と覚悟しなければなりません。
ということは、「新築相場」と「中古相場」の価格の開きの少ないエリアのマンションを購入することが、「損しない」マンションの購入方法のひとつです。もちろん、売らない限り「損」はしません。