こんにちは、辰川です。
今回は、いまさらながら「建売住宅とは何か」という話をします。
さて、「建売住宅」と「分譲住宅」って、よく混同されます。
いずれも、不特定多数の購買者を対象にした住宅には
違いありません。
分譲住宅とは、かつて、電鉄会社が沿線の利用者(人口)誘致を目的に、
大規模な住宅地開発を行ったもの。
ですから、数戸?数十戸程度の小規模な建売住宅とは、
かなり趣を異にしたものといえます。
ところが今日では、建売住宅と分譲住宅は
ほとんど区別されずに用いられています。
ところで、建売住宅の定義とは何でしょうか?
土地と建物をセットにして販売されるものを
建売住宅といいます。
この場合の建物は、購入者が決まる前に
設計され、建築されますから、
当然ですが購入者の意向が入る余地はありません。
その代わり、親のもつ土地や、新たに土地を購入して、
注文住宅を建てる場合に比べると、
建売住宅のほうが、時間やお金が節約できることが多いです。
実は、分譲マンションも建売住宅と同じ考え方。
マンションも基本、購入者の希望を意向を入れずに
つくられますからね。
ところで、こうした建売り方式は、大きなメリットが生み出します。
事業主のメリット
まずは、建設費を大幅にコスト削減できます。
例えば、同じ仕様の家を10軒建てれば、
1軒あたりの建設コストが安くなりますね。
設計費用も安く抑えられ、キッチンなど設備機器も、
まとめて注文すれば安く仕入れることが可能。
買主のメリット
一方、購買者にとってもメリットはあります。
それは、建売住宅が現物を見て選べるという安心感です。
それに土地探しの煩わしさからの開放されるという点も大きいです。
いかがでしたか?
あなたが、新築一戸建ては欲しいが予算は抑えたい…
土地を探す手間が大変だ、というのであれば、
建売住宅を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
それではまた。