こんにちは、辰川です。
前回は不動産の購入時にかかる初期費用についてお話ししました。
では、購入後は月々の住宅ローンの返済だけで済むのでしょうか?
マイホームを持つと、ローンの返済以外にいろいろお金もかかります。
例えば、家の所有者は毎年4月ごろになると、「固定資産税・都市計画税」の
納税通知書が送られてきます。
これは一括で納めるほか、年4回で分納も可能。
またマンションの場合は、毎月、管理費と修繕積立金がかかります。
管理費とは、エントランや廊下、階段などの共用部分の清掃や、
エレベーターや機械式駐車場の管理、管理会社の報酬などに充てられるお金です。
修繕積立金は、建物の修繕費として積み立てるお金。
マンションのような大型建築物でも経年変化への対策は必要です。
そこで、およそ10年ごとのリフレッシュ(=大規模修繕工事)が行われます。
尚、マンションによっては積立金額が不足すると、修繕工事の際に
一時金を求められることがあるので注意すること。
そのほか、マンションの1階住戸であれば専用庭、最上階であれば
ルーフバルコニーが利用できることがあります。
この場合は、別途にそれぞれの使用料がかかるのが一般的です。
一方、新築や中古の一戸建ては、管理費、積立金のような費用は要りません。
それが理由で、マンションではなく一戸建てを選ぶ人も多いですね。
でも、管理費や積立金が要らないから安心だと、油断するのは禁物。
というのは、一戸建ての場合、点検や修繕を行う判断はすべて、
所有者に委ねられているに過ぎないからです。
一戸建ても当然、外壁や屋根などに経年変化が起きますから、
傷んだ箇所を放置しておくと、まとまって大きな出費につながることも
めずらしくありません。
従って、マンションも一戸建ても、購入後にお金がかかるのは同じということ。
大切な不動産の資産価値が下がらないよう、マイホームを手に入れたら、
メンテナンスにも気を配ってくださいね。
それではまた。