こんにちは、辰川です。
住宅ローンを利用する人は、マイホーム購入者全体の8割に及ぶ
といわれます。
それほど一般化している住宅ローンですが、その手続きがわかりにくい
ということもあり、仲介業者に代行してもらうことで、
その報酬を支払うケースも珍しくありません。
そこで、今回から3回にわたる住宅ローンの流れを理解いただき、
仲介業者の手を借りなくても、あなた自身で手続きができるように
なっていただきたいと思います。
今日は、仮審査(事前審査)についてです。
住宅ローンの手続きですが、おおよそ次のような流れになります。
事前審査→ 本審査 → 金消契約 → 融資金の実行
ところで住宅ローンの審査では、銀行は次の2点を評価します。
それは、融資申込み者の属性と、購入物件の担保価値です。
事前審査でとくに重要視されるのが、前者の申込者の属性といわれています。
たとえば、収入、勤め先、勤務年数、借入れ歴などを審査することで、
支払い能力があるかどうかを見るのです。
なお現在借り入れ中のものがあれば、かならず自己申告しておくことです。
金融機関の考え方としては、物件の担保評価よりも、
むしろ申込人の属性に重きを置く傾向があり、
事前審査をパスしなければその時点で融資は否決となります。
不動産会社の仲介を受ける場合も、この事前審査にパスしないと、
まず売買契約には進むことはできません。
なぜなら、不動産の契約に必要となる、
重要事項説明書や契約書といった書類の作成や、
買主売主間の手付金の授受、という行為が
無駄になってしまうからです。
従って、何より住宅ローンの事前審査を通すことが大切です。
事前審査の時点では、利用する金利の種類、たとえば変動型や固定型をどうするかは
決めなくても構いません。
ただ、一般的な住宅ローンか、フラット35などは扱う金融機関が異なる場合があるので
注意が必要です。
いかがでしたか?
事前審査はそれほど難しい手続きではありませんよね。
もし分かりにくい場合は、銀行の窓口で気軽に相談してみることです。
次回は、本審査の話をします。
それではまた。