こんにちは、辰川です。
今回は、中古一戸建てのチェックポイントについてです。
一戸建てで特に注意したい点は、構造体の劣化の状況です。
内装や床はいくらでも、やり直すことができますが、
柱や梁、土台、基礎は建物を支えるものなので、
やり変えにはお金もかかります。
それだけに、しっかりチェックしちものです。
ただ、居住中で家具などが置いてある場合は、
劣化状況を確認しづらいということはありますが、
以下の点に注意すれば、十分に判断材料となります。
・スリッパを履かずに歩いてみる
室内を見てまわるときにスリッパを履かずに素足で歩いてみると、
床の傾きや、凹みに気づくことがあります。
床下の木材が年月とともに痩せていることが原因であれば、
新しい木材に取り替えれば、大して費用もかからず、元通りになります。
大きな傾きや歪みがあれば、やはり専門家の意見を聞くことが一番です。
・次に、動かせるものは実際に動かしてみる
ドアやサッシ、扉など、動かせるものは全て動かすことです。
ドア枠とドア、サッシ枠とサッシが平行でなく、隙間があれば、
建物自体が傾いている可能性があります。
・建物のぐるりを一周する
外壁にクラック(ひび)がないか、異常な汚れがないかを見ます。
壁の細いクラックは問題ありませんが、基礎部分に大きなクラックがある場合は要注意です。
異常な汚れがあれば、雨漏りが壁を伝って腐食している可能性もあります。
・点検口を覗いてみる
床下収納庫や洗面所の下には点検口があります。
床下を覗いてみて、水漏れしていないかどうか、水漏れした跡はないかを確認しましょう。
当時の設計図など建物資料が残っている場合は、
現状の建物に変更が加えられていないかどうか確認できます。
また、過去に修繕の履歴があれば、
売主さんにどの部分なのか聞いてみることもできますね。
いかがでしたか?
内覧には時間をかけ、わからない点があれば、
売主さんにも尋ねてみることも大切です。
是非、内覧時の参考にしてくださいね。
次回は、中古マンションのケースについて。
それではまた。