こんにちは、辰川です。
不動産広告の見方も最終回となりました。
今回は、中古マンションの見方について。
専有面積
専有面積とはいわゆる居住空間にあたります。
ただし壁の中心線から測った壁芯面積というものなので
実際の空間よりは広めになりますね。
これとは別に、登記面積があります。これは謄本に表記された面積で、
壁を含まない正味の面積です。
なお、バルコニーは共用部分なので専有面積に含みません。
建物の構造と、階建て
マンションの構造はふつうRCか、SRCとなります。
RC造とは、鉄筋コンクリート造りの意味で、
骨組みが鉄筋とコンクリートで出来ています。
SRC造は、上記のRCに対して、さらに鉄骨が組まれたもので、
高層のマンションや大空間の建物に採用されています。
そのほか、マンションには、例えば10階建てマンションの8階部分、
という表示の仕方をします。
建築年月
これは、マンションが竣工(完成)した年月で表示されます。
新築後、未入居期間が1年以上になる物件は、新築として
表示できない決まりになっています。
管理費と修繕積立金
これもマンションだけの特徴ですが、
1ヶ月分の管理費と、修繕積立金が表示されます。
・管理費とは、管理組合(全住民)で決定された金額であり、
マンションの共用部分を維持管理するために経費に使われます。
・修繕積立金は、10?15年毎に1回行うことになる、大規模修繕費を
毎月積み立てる金額です。
中古マンションを購入するメリットの一つに、
前所有者(売主)の修繕積立金を引き継げる、ということがあります。
但し、売却時には積み立てた分は放棄し、次の所有者に引き継きます。
管理形態
常駐と日勤、巡回、自主管理の4つがありますが、
たいていのマンションは常駐か日勤です。
・常駐とは、管理人がマンションに常駐するもので、大規模なマンションで見られます。
・日勤とは、管理人がサラリーマンのように毎日通勤するもので、
マンションはこのケースがほとんどです。
・巡回は、管理人が複数のマンションを巡回するもの。
数十戸の小規模マンションに多いです。
・自主管理の場合は、管理人自体がおらず、
管理組合員だけで維持管理をしているマンションといえます。
マンションは一戸建てと違うのは、共用部分を持つことでした。
だから、マンションの場合には「管理を買え」と言ったりもするのですね。
いかがでしたか?
不動産広告の表示は多岐にわたりますが、それぞれ全てに意味があります。
しっかりポイントを押さえて、あなたのマイホーム選びに是非活用してくださいね。
それではまた。