こんにちは、辰川です。
中古の一戸建ては、マンションのように一定の相場が形成されているわけでもなく、
1つ1つの物件で価格や築年数、面積もまちまちです。
そこで今回は、「中古一戸建て編」について、お話します。
一戸建て広告の特徴としては、マンションと違い、
敷地や道路に関する表示が増えることことです。
とくに中古住宅になると、現状の建物はもちろんですが、
将来に建て替えで利くかどうかも重要ですよね。
次に、押さえておきたいポイントをいくつか挙げてみましょう。
・私道負担があるかどうか
敷地に私道部分が含まれる場合があります。
その場合は、敷地面積とは別に、私道負担の面積も表示されます。
私道で他に共有者がいる場合は、
「私道○○?、持分○分の1」というような表示になります。
・建物面積
建物面積は、1階と2階の面積のほか、合計した延べ床面積で表示され、
地下車庫が含まれる場合は、その面積が表示されます。
・図面
間取りの表示は、仲介業者が作成してものを使う場合と、
建築当時の図面を流用する場合があります。
図面と現地で差異があったときは、現状を優先することが常です。
・車庫
「車庫付」とあれば、車が納まることのできる建物でなければなりません。
カーポートは、屋根と支柱のあるだけの普通のガレージを指しますが、
車庫付と表示はできません。
・建築年月
建物が完成した年月を表示するものですが、築○○年という表示はできません。
また新築でありながら未入居のまま1年を超えた物件は、
広告上は中古物件の扱いとなるので、「新築」と謳うことはできません。
・所在地
物件の所在地は、法務局で登記簿に記された「地番」か、
郵便物の届く「住居表示」で表示されます。
実際には、売主のプライバシーの問題もあり、
詳しい住所まで表示しなくてもかまいません。
いかがでしたか?
稀に、大阪や奈良では、建て替えのきかない中古住宅が売りに出されることがあります。
広告をみても、素人では見抜けない場合もありますから、
不動産の購入では、仲介業者選びも重要となってきます。
次回は、中古マンションについて。
それではまた。