こんにちは、辰川です。
不動産広告には、一戸建てやマンションという物件種別によっても、
見るべきポイントが変わります。
今回は、新築一戸建てについてです。
新築一戸建ての場合、中古住宅のように単発的に売りに出されることはなく、
同じ場所に一度にたくさんの物件が販売されるものです。
大阪や奈良には、そういった分譲地はたくさんあります。
そんな現場では、広告表示にも特徴があります。
・総区画数と今回販売区画数
「総区画数」は、分譲地全体の総区画のことであり、
分譲地の規模を推し量ることができます。
一方、「今回販売区画数」とは、販売時期を区切るケースで、
広告掲載時に販売する区画数が表示されています。
・分譲価格
新築分譲地で、販売戸数が多い場合は、最低価格と最高価格、最多価格帯と
、さらに各価格帯に属する物件数を表示しています。
また分譲価格には、上下水道や都市ガスといった設備に要する費用も含まれます。
・用途地域
用途地域とは、第一種住居地域とか、第一種低層住居専用地域といった、
地域ごとの土地利用を定めたもの。
これにより、分譲現場における「建ぺい率」、「容積率」などがわかりますよね。
・設備の概要
分譲地の設備に関する説明がされています。
例えば、上水道、下水道か浄化槽かの別、都市ガスかプロパンか、
それともオール電化かの別がわかるように表示されます。
・入居予定年月と、建築年月
建物が未完成であれば、入居予定年月を表示され、
完成物件であれば建築年月が表示されています。
・手付金等の保全機関
これは、売主が業者(不動産会社)であるとき、契約時に授受される手付金が一定の額を超える場合は、
保全措置を講じなければならないというものです。
例えば、売主は受け取った手付金が、
未完成物件であれば、代金の5%または1,000万円を超えるときに、
また完成物件であれば、代金の10%または1,000万円を超えるときに
保全措置を講じることになります。
・広告の有効期限
チラシ広告等では、紙面の末尾に、取引条件の有効期限が表示されていますが
ネット広告のほうは、情報更新日が表示されることになります。
いかがでしたか?
新築分譲地は、全体と部分を間違わないよう把握する必要がありそうですね。
戸数の多い現場で新築住宅を検討される場合は、ぜひ参考にして下さい。
次回は、中古マンションの見方について。
それではまた!