こんにちは、辰川です。
人生で、不動産ほど高額な買い物はありませんよね。
だから購入するとなると、少しでも値引いてもらいたい・・。
そんな期待するのも人情ですよね。
そこで、気になるのが、不動産の値引き交渉。
契約前提に、さっそく商談が始まります。
このとき、買主・売主に代わって交渉を行うのが仲介業者ですが、
では、値引きはどのようにして決まるのか?
今回は、不動産仲介物件の値引きの話をします。
まず心に留めておきたいのは、売主も買主と同じ一般消費者ということです。
今は買主の立場であっても、いつか将来は売主の立場にもなります。
だから、相手の気持ちを考えないといけません。
買主と同様に、売主も仲介手数料など経費がかかるので、
少しでも高く買ってくれる人が現れないかと内心思っています。
そこへ、バナナの叩き売りではあるまいし、そう簡単に
何百万円も値引いてくれるわけがありません。
特に売り出し直後などは、売主にも期待感があるので値引きにはそれほど期待できません。
3ヶ月目くらいになって、ようやく柔軟になってくるという感じでしょうか。
ふつう売主さんの傾向としては、普段から住居の手入れを怠らなかった売主さんは
値引きにも渋い傾向があります。
維持するのに、手間とお金が掛かっているのですから当然といえば当然。
また、このような物件は、購入後も大してお金がかかりません。
これとは反対に、あまり住居の手入れもしてこなかった売主さんの物件は、
値引きにも柔軟なことが多いということです。
以上は、将来、物件を売る立場となったときにとても参考になるはずです。
愛着を持って接してきた物件は少々価格が高くても買い手がつくときがありますが
見るからに手入れが行き届いていない物件は、やはり安く買い叩かれます。
もう一つ注意したいのは、ローンの残債がたくさんあるときは、売主は値引きに応じたくても
応じられないということがあります。
いかがでしたか?
買主が一方的に得をするのではなく、売主も我が家を買ってもらって本当に良かった、
といえる取引にすることが大切です。
そのためにも、買主・売主それぞれの心情を理解してくれる仲介業者を
選ぶことが大切です。
それではまた。