こんにちは、辰川です。
建売住宅といえば、広い敷地を数区画に割り振って、同じような家が分譲販売されている。
これが、お馴染みのパターンですよね。
狭い敷地に、昔ならキツキツに家が建っているというイメージがありました。
でも、今どきの建売住宅は、しっかりガレージも付いており、建物自体も手狭な感じはしません。
また、よほど低価格の分譲でない限り、建物のデザイン性や設備も最新のものを採り入るなど、
ヘタな安普請の注文住宅よりも、建売り住宅のほうがずっと良いのでは?と思うことさえあります。
ところで、建売住宅のメリットといえば、何と言っても価格ですよね。
ふつう土地と建物のセット価格(合計金額)で明記されていますから、ある意味、明朗会計。
多くの注文住宅のように、追加工事であとから費用を請求され、顔が真っ青になることもない。
しかも建売りは、土地を買って注文で建てるのに比べたら、はるかに割安感があります。
それほど、個人で良い土地を安価で手に入れるのは、至難の業。
分譲主は、5?6棟分の土地をまとめ購いするから、よい土地を安く手に入れます。
そんな土地は個人にはなかなか回って来ないし、回って来たとしても高くて手がでませんね。
むろん、そんな建売にもデメリットもあります。
それは、完成物件の販売なので、施工中の状態が見れないという点です。
昔の建売であれば、こうした心配もありましたが、今の新築住宅は検査も厳しくなっており、
欠陥の出にくい体制になっています。
これを制度化したのが、「瑕疵担保責任」(かしたんぽせきにん)というもの。
住宅の欠陥や不具合を「瑕疵」(かし)といいますが、売主がその責任を負うことを定めた規定が、
瑕疵担保責任です。
新築一戸建ての事業主(売主)は、引渡しの日から最低10年間、瑕疵担保責任を
負わなければならないことが法律で定められています。
また、万一10年間のうちに売主が倒産すれば、保証金供託もしくは保険加入のいずれかの
措置を講じており、その上限額は1件あたり2,000万円となっています。
建売住宅の売買契約の際には、こうした説明をよく確認し、さらに住宅の引き渡しを受ける際に、
保険契約書面を受け取るようにしてください。
いかがでしたか?
もし新築の一戸建てを探しているのであれば、予算内に収まり、外観や間取りを気に入れば、
建売住宅は良い選択といえるのかもしれませんね。
それではまた。