こんにちは、辰川です。
家の売却は、いかに早く、多くの人に物件を知ってもらえるかがポイントです。
そのためには、チラシやネットの情報が最も近道となります。
ところが、ご近所に知られずに家を売りたいという方もいます。
「我が家の売却が、ご近所の関心事になってほしくない」「売却の理由を詮索されたくない…」
その気持ちわからないではありませんね。
また、マンションの場合、ご近所に住む人にとっては、販売価格そのものが
自分の家の市場価格に影響する可能性もあります。
ところで、一番近所の人に知られる可能性が高いのは、折り込みチラシです。
折り込みチラシは、家探しに全然興味のない人でも、たまたま目にする
ということが起こりえる広告媒体といえるからです。
一方、ポスティングチラシは、エリアを限定することが可能。
例えば、「このエリア、このマンションを除いてチラシを入れてほしくない」と指定すれば、
近所の人に知られる可能性はうんと低くなります。
また、ネットに掲載する場合は、検索をかけない限り、まず販売自体を知ることはありません。
ですから、チラシは無理でも、ネット広告ならOKという売主様は多いのです。
ところで、不動産の売却では、ご近所の人が買主になるケースはとても多いといえます。
なぜなら、子どもの学区を変えたくない、親のそばに住みたいといった理由で、
エリア限定で家を探す人は常にいるからです。
そのため、近所の人を除外してしまうと、買主を見つける機会を狭める可能性があります。
当社の場合は、通常3か月以内の成約を目指しています。それが、例えば2か月目で売却できる物件ならば、
近所の人を除外すると1か月くらい余計にかかり、3か月目で売却できるケースが多いです。
もっとも、近所に知られずに売却する一番の方法とは、不動産会社による買取りですね。
ただし、買取り業者は、買い取った物件をリフォーム等を施し、さらに利益をのせて再販しますから、
仲介を通じて市場で売却するよりも、明らかに売値は下がってしまいます。
いかがでしたか?
ご近所に知られずに売却を望む場合は、まず仲介業者に相談してみることです。
チラシ、ネットでの告知をどのように制限するか、ぜひ相談に乗ってもらってくださいね。
それではまた。