こんにちは、辰川です。
住宅探しの初期段階は、マンションが良いか、
はたまた一戸建てが良いかと、迷ったりしますよね。
ただ、大阪市内のように、中古マンションが圧倒的に物件量があるエリアでは、
一戸建ては選びにくいです。
また、奈良や京都のように、同じエリア内でマンション、一戸建ての両方が
選べる場合は悩んでしまうことになりますね。
そこで今回は、マンションと一戸建ての違いについてです。
さて、マンションといえば、小規模なもので1棟あたり30?40世帯程度。
しかし大規模なものになると、300世帯以上ものもあります。
ところでマンションと一戸建てでは、土地と建物の所有の仕方が異なります。
どういうことかと云えば、居住空間は「専有部分」といって、個人の所有ですが、
それ以外のマンション敷地や、エレベーター、廊下、エントランス、階段などは、
他の住民全員で共有することになります。
この所有の仕方を「区分所有」といいます。
従って、その共有部分の使い方にも一定のルールが決められています。
これに対して、一戸建てでは、土地と建物は自己所有です。
では、一戸建てに比べて、マンションは住みにくいのか?というと、そんなことはありません。
マンションには、住民全員から成る「管理組合」によって、
建物や敷地の維持管理のやり方が決められます。
ですから、マンションに関する一つ一つの事柄を
各家庭で判断することは起こりません。
一方、一戸建ては建物と敷地が自己所有であるため、
すべて自分の責任で管理しなければなりません。
つまり、常日頃からしっかりメンテナンスを心掛ければ、家は快適に住めますが、
それができないと、どんな家も傷んでくるばかりです。
ところで、資産価値という点ではどうでしょうか。
マンションは土地と建物を区分所有することで、好立地であっても、
専有面積あたりの単価を低く抑えることが可能になっています。
また、建物が存続する限りは売却も容易です。
ただし、建物の老朽化が進むと売却自体が難しくなります。
将来、建替えする場合には、区分所有者の4/5以上もの同意が必要ですから、
一人の住民の意思で更地にして売り出すことは不可能です。
しかし、最近は施工技術の進歩で、マンションの寿命はぐんと伸びています。
立地さえ良ければ、将来、再開発計画によって、
マンションの資産価値が高まる可能性もあります。
一方、一戸建ては土地も建物も同じ所有者であるため、
建物が老朽化した際も、自分の判断で建替えが容易です。
つまり、建物に価値が無くなっても、土地には一定の資産価値を保てるということです。
ただし、都心から離れた郊外の一戸建てでは、新築時よりも相場が下がっている可能性も考えられます。
いかがでしたか?
マンションにするか、一戸建てにするかは、それぞれの特徴を知ることも大切。
どちらの暮らし方が自分にピッタリくるかです。
ぜひ、あなたに相応しい不動産を選んでくださいね。
次回はマンションのメリット、デメリットについて。
それではまた。