最近の和室には、柱がありません。
正確に言えば、柱は壁の中にあるのですが・・・
こんにちは、辰川です。
一戸建てを内覧する際、木造住宅の和室を見るとよくわかりますが、
柱を見せたものと、見せないものがあります。
下の写真は、真壁(しんかべ)といって、柱を見せたもの。
昔からある、日本家屋の様式ですね。壁も塗り壁が多いです。
次の写真は、「大壁(おおかべ)」の仕上げといって、昨今の主流と。
仕上げに壁紙が貼られています。
ところで、木造住宅の場合、ツーバイフォー(パネル工法)でもない限り、必ず柱があります。
一般的な在来木造の建て方は、柱(縦軸)と梁(横軸)という「軸組み」の構造で造られているからですね。
昔の寺院や民家などはすべて、部屋の内側から柱が見えていました。
しかし、最近はすっかり柱が見えなくなりました。
LDKと隣り合った和室などは、特にそうですね。
その理由は、柱を見せないほうが洒落だからです。
そのほかの理由では、真壁の家にように柱を見せようとすると、
節のない綺麗な柱を使わなければなりません。
そうした柱は高価ですから、コストは跳ね上がります。
でも、大壁であれば、柱は壁の中なので、
節のある柱でも気にせずに使えますし、コスト面からも好ましいわけです。
勿論、高価な柱を使わない大壁であっても、
建物の強度さえしっかり確保しておけば、特に問題はありません。
仲介の仕事で、中古マンションなどを内覧ときなどは、
稀に和室の柱に出会うことがあります。
マンションは木造ではありませんから、柱は意匠のためであり、
いわゆる「付け柱」というものです。
それではまた。
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