こんにちは、辰川です。
新築物件といえば当然、完成後、誰も住んだことのない、
手つかずの住宅ですね。
ただ、不動産広告には決まり事があって、
完成後1年以内の住宅でないと、新築と表示できません。
だから、建築後1年を過ぎた売れ残りの一戸建てや、住宅会社が5年間モデルハウスで使った一戸建てなどは、
広告の上では、未入居の中古物件となります 。
さて、話は戻って、新築と中古物件の違いと何でしょうか?
それは、価格と立地の2つですね。
まず価格でいえば、新築住宅には、事業主(売主)の利益と、販売経費が上乗せされています。
物件を売るためには当然、広告費も、人手も、利益も必要です。
そのコストは販売価格の20?30%といわれており、
これは新築で買った人が負担することになります。
一方、個人が売主である中古物件には、こうした経費等はまずありません。
だから、年数を経た物件ほど価格も手頃感があるということです。
ただこれも、大阪や京都など、人気エリアにある中古物件には当てはまりません。
その理由は、物件自体が不動産市場にめったに流通しないので、
売りに出されても、新築とたいして変わらない強気の価格になるからです。
次に立地面です。
住宅地が開発され始めるのは、だいたい駅前周辺から始まっていくもの。
それが、次第に郊外へと造成されていきます。
ですから、便利な場所にマイホームを求めると、
どうしても中古物件にならざるを得ないということですね。
とはいっても、新築に住むという満足感は捨てがたいという人もいます。
たしかに中古に比べて、税制上の優遇や、売主からの保証もあるので、
それはそれで正解といえるかもしれませんね。
一方、中古のほうは、物件によっては築20年、30年という一軒家を、
土地代だけで購入できるケースもあります。
中古であれば、経年変化による傷みの程度や、過去の修繕箇所も、
現物を自分の目で確認できます。
中古としてあるべき欠点を、欠点として納得して購入できるのであれば、
中古物件はなかなか良い買い物になる可能性があります。
それではまた。
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