こんにちは、辰川です。
不動産広告で、一戸建てを探していると、ときどき
「テラスハウス」という物件に出会うことがありますよね。
では、このテラスハウスとは、どんな建物なのでしょうか?
テラスハウスとは、もともと欧米の集合住宅の呼び名であって、
各戸の玄関が正面道路に向かっていて、なかなか洒落た外観をもっています。
日本でも、テラスハウスと呼ばれた建物は当初では、
欧米のものを模倣した洒落た集合住宅が多かったようです。
ところが広告となると、単なる長屋住宅を、同じ棟続きだからといって、
テラスハウスとして表示するケースが常態化しました。
だから、洒落た外観を期待すると、ガッカリとなりかねません。
やはり現地で確認するのが一番といえます。
ところで、テラスハウスにも特徴があります。
一体どんなメリット・デメリットなのか、見ていきましょう。
まず、テラスハウスのメリットとは・・
1.分譲業者にとって、独立した一戸建て住宅を建てるよりも、
テラスハウス(連棟住宅)のほうが、建築コストが安くつきます。
その分、分譲価格も安く設定できますね。
2.テラスハウスも上下階があり、庭や駐車場も備えているので、
基本的には一戸建てと住環境は変わりません。
次にデメリットとして・・・
1.隣家と壁一枚でつながっているだけなので、
お隣の騒音は少し気になるかもしれません。
その点、構造の違いはありますが、マンションも同じようなものです。
2.当然のことですが、隣家と隣り合っている壁には窓がありません。
マンションと同様、両隣があれば2面に窓がありませんし、
角家であれば1面に窓がありません。
なので、広告で間取りを見たとき、2面あるいは1面に窓がなければ、
まずその物件は、テラスハウスである可能が高いですね。
ところで、中古テラスハウスの価格は、連棟建てということもあり、
ふつうの一戸建て住宅よりはるかに割安感があります。
とくに大規模タウン内で、計画的に建てられたテラスハウスは、
住環境の面で狙い目といえそうです。
それではまた。