こんにちは、辰川です。
私たちの周りにはいろいろなローンがありますよね。
例えば、車のローンや教育ローン、はたまたリースで物を手に入れる人もいます。
こうしたローンは、意外とあっさり審査を通ってしまうものです。
では、住宅ローンも同じように簡単に借られるものなのでしょうか?
マイホームを住宅ローンを利用して購入する場合、
他のローンよりも厳しい審査基準をクリアする必要があります。
なぜなら、不動産は最も高価な買い物といわれます。
大阪や奈良、京都でマイホームを求めるとなると、数千万円のお金は必要ですね。
一般消費者がこれほどの大金を低利で、しかも35年にわたって借りられるのは、
住宅ローンだけ。
つまり、住宅というものが、家族の生活の基盤とみなされているからといえます。
ところで、住宅ローンの審査では、次の2つが重要視されます。それは・・
・長期間安定した収入が見込めるか
・安全に返済できるかどうか
では、具体的に何を審査するのかといえば・・
申込者の年齢、勤続年数、年収にたいする返済額の割合、
他の借り入れ状況、自己資金等があります。
年齢については、ローンの完済年齢を79歳とする金融機関であれば、
あと何年ローンが組めるかという目安がわかります。
勤続年数は長いほうがよいですが、最近は1、2年程度でも審査してくれます。
また自己資金は有るに越したことはありませんが、昨今の金融機関は自己資金の有無よりも、
本人の返済能力が重視する傾向があります。
特に気を付けたいのは、他の借り入れがあるかどうか。
本来住宅ローンで月々10万円借りられる人が、車のローンを4万円返済中であれば、
月々6万円までしか借りれません。
そうなると、6万円に見合う物件しか購入できないことになり、
希望するマイホームが手に入らないということになります。
そのほか、クレジットカードの利用状況や、過去の滞納履歴があったかどうかも、
審査の対象となります。
このように、住宅ローンの審査では、金融機関は借り手の信用力を洗い出します。
これに対して借り手のほうも、マイホームを手に入れるためには対策も必要です。
例えば、他のローンは組んでいれば返済しておく、カードローンは利用しない、
一定の勤務年数は満たしておくなど準備は怠らないことです。
いかがでしたか?
マイホームは人生の大きな決め事だけに、
融資が通りやすい状況を意識的につくることも大切といえますね。
次回は、住宅ローンの2つの審査について。
それではまた。