こんにちは、辰川です。
新築、中古住宅にかかわらず、マイホームを購入する人の80%の方が、
住宅ローンを組むといわれています。
そして、住宅ローンは長期で組むほど毎月の支払いも楽なので、
30年、35年と少しでも長く組む人が多いのも特徴です。
ところで、そんな住宅ローンも、あまりに古い中古住宅では組めないと
考える人は多いようです。
なぜなら、木造住宅は20年間もたつと、当初の評価額の2割まで償却されるので、
金融機関によっては担保価値をみない場合があるからです。
では、本当に築30年の中古住宅は、住宅ローンを組めないのでしょうか?
相当に古い一戸建てであっても、50年から実際の築年数を差し引いた期間は、
住宅ローンが組めることがあります。
つまり、築30年の中古一戸建ての場合、およそ20年間のローンは
組めるということですね。
但し、銀行によっては組めない場合もあるので、
そこは前向きに取り組んでくれる銀行を当たるしかありません。
ところで、マンションの場合は、一戸建てとは事情が異なります。
つまり、相当に古い中古マンションの場合は、管理形態によって住宅ローンが組めたり、
あるいは組めなかったりするのです。
例えば、管理会社に全部委託されたマンションなら、35年までのローンが組めるのに対し、
住民による自主管理のマンションでは長期のローンは組めないことがあります。
要するに、マンションの管理方法によって、不動産の担保評価が異なるということですね。
このほか、融資申込者の本人の支払い能力によっても、融資内容が変わる場合もみられます。
いかがでしたか?
あなたが買いたい物件は築30年なのでローンは組めない・・と諦めないで、
まずは仲介会社に相談にのってもらうことです。
次回は、ローンが組めない物件について。
それではまた。