こんにちは、辰川です。
本審査をクリアしたことで、住宅ローンも大きなヤマ場を越えたといえます。
でも、決済までにもう一つだけ、手続きが待っています。
それが、ローン契約です。
今回は、住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)についてお話します。
不動産の売買契約の相手側は、売主ですよね。
ところが、ローン契約の相手側は、融資を受ける銀行(あるいはフラットなど金融機関)となります。
つまりローン契約とは、買主と銀行との間で結ばれるものです。
手続きとしては、前回の本審査で承認を受けた範囲内で、
希望する融資額、返済期間、金利タイプ(変動型や固定型など)、決済日、
引落日などを取決めます。
もし金利タイプで迷ったときは、窓口で返済のシュミレーションを確認したうえで、
決めればよいです。
ただし、承認を受けた以上の融資額を希望すると、再度、
審査のやり直しになりますから注意が必要です。
決済の土壇場になって、お金が不足することがないよう、
本審査に入る前に、不動産仲介会社の担当者とよく相談しておきましょう。
金利については、ローン契約時に提示されますが、
実際の金利は、決済時(融資を受ける日)の金利が適用されます。
ですから、ローン契約日と決済日の期間が空きすぎると、
金利が変わってくるので気を付けてください。
ローン契約は申込人(本人)が手続するのが原則です。
代理人(奥さんや親)が変わって手続きできませんし、
銀行支店で営業日(平日)に行う場合などは、日程の調整も必要になります。
大阪や奈良にある銀行のローンセンターで手続きを行う場合、
仲介業者を通す必要がありますが、土日でも可能になります。
なお、ローン契約時には、抵当権を設定する契約も同時に行われます。
この手続きが終わると、あとは決済・物件の引渡を待つだけです。
いかがでしたか。
ローン契約の場で、融資額、返済方法など、全てのことが決まるので、
将来にわたって返済可能な金額にしておくのが大切です。
ぜひ、あなたがローンを組む際の参考にしてくださいね。
次回は、残代金決済とローン控除について。
それではまた。