こんにちは、辰川です。
不動産には、一戸建てとマンション、新築と中古がありますが、
いずれも共通するのは、建物があることです。
これに対して、土地選びが難しいのは、更地の場合、
そこにどんな建物が建つかわからないという点にあります。
つまり、土地さえ買えば、あとは簡単に家が建てられるとは限らないのです。
例えば、いざ建築工事に取りかかったら、
道路に水道管がなかった・・
ガスが通っていなかった・・
トイレの汚水が流せなかった・・
などなど、笑うに笑えない事例は、枚挙にいとまがありません。
それに、ライフラインが未整備であると、土地と建物の予算にも
狂いが生じますよね。
従って、土地選びの際は、必ず自分で現地に足を運んで、
ライフラインが状況をしっかり確認する必要があるのです。
次に、土地のチェックすべきポイントをお話ししましょう。
とくに気をつけたいのは、水道とガス、下水道です。
・まず、上水道については、敷地内に引き込まれているかどうか。
水道が引き込まれていない場合は、工事費がかかりますし、また引き込まれている場合でも
現在の基準に合わない場合があります。
・次に下水道は、前の道路にマンホールがあるかどうかを確認すること。
マンホールが見つからなければ、公共下水ではなく、浄化槽を新たに設置する必要があります。
・ さらに都市ガスは、道路上に「G」の印があれば、敷地の前まで都市ガスが埋まっている証拠。
それがなければ、プロパンガスになる可能性があります。
ただしオール電化の予定があれば、ガスは気にしなくても構いません
なお、以前も建物が建っていた土地の場合、当時のライフラインをそのまま使えることがあります。
特に水道メーター設置にかかる市納金が不要になるなど、費用面のメリットは大きいです。
また新しく整備された宅地の場合、こうした設置費用は売主、買主のどちらが負担するのかも、
確認しておくことは大切です。
それではまた。