こんにちは、辰川です。
不動産を探し始めると、チラシやネットの広告などの中に、「媒介」(ばいかい)という
言葉を見つけることがありませんか?
媒介は、日常生活ではまず使うことのない言葉。
それもそのはずで、媒介は不動産の専門用語なのです。
さて、通常、不動産の購入や売却を行う際に、
不動産会社が売主・買主の間を取り持つことを「仲介」と呼んでいます。
結局のところ、媒介も仲介も同じ意味なのですが、
とくに売却については「媒介」という言葉を使います。
例えば、自宅を売却したい場合、売主と仲介業者は
売却に関する取り決めを書面で交わします。
この書面を「媒介契約書」と呼ぶのです。
なお媒介契約には専属専任媒介、専任媒介・一般媒介という3つの進め方があります。
その一方で、買主に対しては「媒介」という言葉はまず用いません。
せいぜい、物件を購入する最終段階において、売買契約書や重要事項説明書のなかに、
媒介者という言葉が記される程度です。
ですから、不動産チラシやネット広告、書面などに、媒介という言葉をみつけたら、
それは仲介という意味だと理解してくださいね。
それではまた。