柱のある和室と、柱のない和室では何が違う?

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柱のある和室と、柱のない和室では何が違う?

2017年10月15日 | お役立ち豆知識

こんにちは、辰川です。

 

最近は、新築一戸建てにせよ、マンションにせよ、洋間主体の間取りになっていますよね。

それでも、大抵は和室が1部屋分は確保されているようです。

 

やはり、日本人にとって畳の感触は、心落ち着つかせてくれます。

それに、親が訪ねてきたら押入れから布団を出せば、泊まってもらうこともできますね。

 

ところで、一戸建ての場合、和室のつくり方が微妙に違うのをお気づきでしょうか?

 

和室なのに、柱のある部屋とない部屋が・・ 

その違いというのは、部屋から柱が見えているか、見えていないの違いです。

一方は柱の綺麗な木目を見せているのに、もう一方は柱が無いのではなく壁の内側にあるのです。 

 

 

一寸専門的ですが、柱を見せる造り方のことを「真壁(しんかべ)つくり」といいます。

これは、昔からの日本民家の建て方で、そのかわりに、木目がきれいに出た柱を使わねばなりません。

 

一方、柱を見せない造り方は「大壁(おおかべ)つくり」といいます。

もちろん、柱は部屋からは見えないだけで、実は壁の内側にちゃんとあって、

壁紙で覆われた仕上げです。

 

柱は表からは見えなければ、高価な柱を使う必要ありませんね。

 

構造体の違いによっても決まる

 

一般的な木造の一戸建ては、柱(縦軸)と梁(横軸)の材木で組まれており、

これを木造の「軸組み工法」 と呼びます。

 

一方、柱を使わずに、壁(パネル)を使って建てるのが「ツーバイフォー工法」です。

ツーバイ工法は、柱を使わずに建物の強度を確保する造りなので、和室の仕上げも、

大壁つくりになります。

 

その意味では、鉄筋コンクリートでできた分譲マンションもまた、和室は大壁づくりです。

 

では、和室は柱を見せる真壁つくりと、柱を見せない大壁つくりとでは、

どちらがよいのでしょうか?

 

それは、住み人の価値観によって答えは違ってきます。

 

和室を茶道や華道など趣味の空間として使う人なら、

綺麗な木目が冴える真壁づくりが落ち着いた雰囲気が出します。

 

その反対に、リビングと隣り合った、畳スペースとつかうのなら、

柱を見せずにクロスで仕上げるほうがお洒落です。

 

ところで木造の一戸建てなのに、「大壁つくり」にして、柱を見せない場合も多いです。

 

これには、分譲会社の販売方針の違いでもあるのですが、2つの理由があります。

1つはお洒落にみせたいこと、もう1つは和室に使うような柱は高価なことです。

 

最近の建売り一戸建て分譲では、和室の仕上げはほとんど大壁のつくりになっています。

 

それは、ある程度はコストを切り詰めないと、販売価格自体を下げられないという

売り手側の事情があります。

 

そこに、伝統的な和室の造りよりも、お洒落さを兼ね備えた和室の仕上がりを

求める顧客の要望が幸いなことに一致したということですね。

 

いかがでしたか?

 

一戸建てやマンションを見学する機会があれば、この話をちょっと思い出して、

和室を眺めてみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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