こんにちは、辰川です。
自宅を売却する場合、程度の相場はわかっていても、
いざ売り出し価格を決めるとなると不安なもの・・
そこで今回は「売り出し価格」についてです。
大切な家もいったん売り出せば「商品」となり、
不動産流通市場に乗せて売ることになります。
しかし、めでたく売却できたとしても、あとから
「もっと高値で売れたのは?」とは思いたくないないものです。
そこで、売り出し価格を決める際は、あらかじめ自分にとっての
「最低ラインの価格」と「売りたい希望価格」を考えておきます。
最低ラインの価格は、これ以下の価格で売りに出すと
自分の生活が立ち行かなくなる、という最低ライン。
例えば、住宅ローンの残高と売却にかかる諸費用、
さらに万一決済ができない場合に備えた持出し可能な額、
ということになります。
大まかに言えば、
「最低ラインの額」<「査定価格(売れる価格)」<「希望価格(売りたい価格)」
という関係になります。
もし「最低ライン」より「査定価格」が低くければ、
売却計画そのものを見直すのです。
また売却に急がない場合は、
相場より多少高値でも問題ありません。
しかし、短期間で売却したい場合は、
相場を度外視した価格は避けること。
なぜなら、高めの価格で売出し、なかなか買い手がつかない場合は
徐々に価格を下げねばなりませんね。
これでは、市場から売れ残り物件と見なされ、
結果として相場以下の価格で手放さざるを得ないケースもあるので、
あまり得策とはいえません。
いかがでしたか?
売出し価格を決定権は、あくまで売主にあります。
そして状況に応じた販売プランを立てることです。
あなたが自宅を売りに出す際の参考にしてくださいね。
次回は、内覧についてです。
それではまた。